今年買って良かったもの

 

 

こんにちは。海璃です。

 

 

もうすぐ2020年も終わりですね。

 どんな1年でしたか?

 

きっと色々考えさせられる1年だったと思います。

 

 

 

私も、色々感じることがあり、少し心が疲れてしまうこともありました。

そんな中で、とても心に沁みた素敵な本を1冊、ご紹介したいと思います。

 

 

傲慢と善良  辻村深月  出版:朝日新聞 (2019)

 

 

 

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この本のあらすじをざっと説明します。

 

 

 

主人公は、坂庭真実と西澤架という、結婚を控えた婚約者カップル。

 

式場も結婚式の日取りも決め、全てが順調に思えた日常から一転、

ある日急に真実は架の前から姿を消してしまう。

 

 

一体なぜ、そしてどこに真実は姿を消したのか…

 

               この事件の裏に隠された二人の事情とは??

 

 

 

 

このようなストーリーになっています。

 

正直、ミステリー小説として読むと、内容の展開にそこまでの意外性や高揚感、緊張感はありません。

なので、ドキドキしたり、謎が解けてスカッとするという感覚は味わいにくいかと思います。

 

 

ただ、この本の良さは、

二人の婚約を決意するまでの心境や、真実が姿を消してからのそれぞれの心境の変化、そして二人に変化をもたらした周りの人々の心に刺さる言葉、、、

 

 

こういった、主人公と彼らをとりまく人々や環境の中でのコミュニケーション、そしてそれに付随するそれぞれの心の機微

 

 

であると思います。

 

私たちの日常に潜んでいて、自分でも無意識に思っていること

こうした当たり前を改めて、物語を通して実感させてくれます。

 

 

読み終わった時に、

「あぁ、人間は自分勝手で愚かで、でもとても面白くて温かい生き物なんだな」

 

と、なんだか心が温まる、そんな本です。

 

 

 

余談ですが、私はもともと辻村深月さんがとても好きでした。

 

分かっているけれど、意識しないと感じられない、そして言語化するのが難しい…

そんな人の細かな感情に焦点を当て、優しい表現で伝えてくれる。

人は、人の感情は、素晴らしいものなのだな

 

と毎回感じる、心温まる本ばかりで

 

読んでいると日々の疲れが癒される気がします。

 

 

 

今年は色々あって、お疲れの方もたくさんいらっしゃると思います。

 

お家でゆっくり過ごす年末年始のお供に、辻村深月さんの本を是非読んでみてください。

 

 

 

オススメの他の本もご紹介しておきます。

 

かがみの孤城

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凍りのくじら

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それではよいお年を!!🍀✨

 

 

                            

                         海璃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お題「#買って良かった2020